療養生活 散歩の代わりはヨガ三昧

もう10日ほど、療養生活を続けている。と言っても顔面が不自由な以外はいたって元気なのだけど。幸い仕事はネット上で完結するので困らない。筋トレも続けている。ただ、寒冷刺激が良くないため散歩を控えている(北見はまだ寒い日が続く)空いた時間はヨガ三昧だ。ヨガを習っていたのはもう30年も前だ。当時の友人、インド人のA.K.バガイさんの道場で教わったものだ。

 

まず、一通りハタヨガ(ポーズ)をしたあと、呼吸法に移る。僕はヨガ呼吸法が大好きだ。

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最初は完全呼吸法。肺を上中下と3つに分け、順番に空気を満たし、順番に吐いてゆく。肺を完全に使い切ることから名前が付いている。効率の良いガス交換が出来る。そしてこの呼吸法のキモは、呼気の長さを吸気の2倍とることで副交感神経優位の状態を作り出し、深いリラックスへとカラダを導くことだ。吸気は交感神経、呼気は副交感神経が支配している。また、いっぱいに拡張された胸膜からは血圧を下げるホルモンが出ることが報告されている。

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次はクンバカ呼吸法。クンバカとは「真空」のことで、空気を吐ききり、肺を空にしたところで気道を閉め、一気に腹腔を凹ませ持ち上げる。お腹が強く凹み、内臓の深部までマッサージされる。特に内臓の下部の鬱血が改善され新鮮な血液が流れ込み若返る。すこし上達したらその状態から腹筋を左右に動かしさらに深いマッサージをすることが出来る。それが難しい場合は手で直接マッサージする。特に右肋骨下縁から指を潜り込ませてする肝臓のマッサージも有効だ。

 

この二つの呼吸法の効果は絶大で体調が整う、ただ体調が良い時にはあまりやらないのが僕のダメなところだ。

 

最後に瞑想をして、なんとなく深いところに手が届いたような気がして終わる。