4月9日 カーティスクリーク  ハモンドオルガンライブ

はじめてのハモンドオルガンライブ。ナマで聴くのははじめての楽器だけれどなんとなくストイックな感じかする楽器。途中、邦画のテーマ曲やR&Bをおりまぜながらフォービートのスタンダードジャズがメインだった。オルガニストトークも楽しくあっという間の2時間だった。僕の位置からは鍵盤を弾く腕とボリュームペダルを踏む足がよく見えて、どのようなニュアンスつけているのかよくわかり、とても参考になった。オルガンの音色を活かしたクールな雰囲気から、まるでトランス状態のゴスペルシンガーのシャウトのような情熱的な音まで自在に操る素晴らしい演奏家だった。

 

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ドラマーは、かつては和田アキ子のバックバンドを務めていたというキャリア48年のプロドラマーだ。年齢を感じさせないエネルギッシュなドラミング。瞬時にオルガンの意図に反応し、変幻自在なリズムを次々と繰り出して行くばち捌きには圧巻で、決して飽きることはなかった。2人の、音楽を通したコミュニケーション、それこそがこの夜の一番の聴きどころだった。これぞライブの醍醐味! 

 

ジャズについては批評するほどの知識は持ち合わせていないのが残念だが、隣り合わせた客との会話が面白かった。

去年の11月に北見に引っ越して来たという男は僕の2歳下。同じような音楽を聴きながら育って来たので話に花が咲いた。同世代と言うのは共通の話題が多いので楽しい。またプレーヤーとしての活動もしておりさらに共通点があった。医師だと言うその男性とLINEを交換し、再会を約束して店を後にした。良い夜だった。